なるべくコストを抑えつつも、オシャレな床にしたい!
そんなときには、床材の貼り方に工夫を加えることをおすすめします。
乱尺貼りとは?
乱尺貼りとは、長さの異なる床材を、つなぎ目が隣の床材と揃わないようにバラバラに並べる貼り方を言います。
床材に無垢(100%純粋に木だけで作られた床材)を使用した場合、不揃いな並べ方が個々の木目の表情を分かり易くし、個性的な床面に仕上がります。
床材を全て同じ長さに切りそろえずに形を整えるだけでそのまま使うことができ、端材が少なく済むので費用も抑えられます。
床の濃淡を目立たせる貼り方
こちらの乱尺貼りは、床材の濃淡が隣り合わせにならないように並べることで、床の印象をより強くしています。
この個性のはっきりした床にパステルカラーの扉や壁を合わせることで全体的にポップな空間になっています。
床を単調で明るい色合いのものにすればよりポップな印象になりますが、ポップな色使いは一歩間違えると安っぽい印象も与えかねないのでバランス調整が難しいです。
この濃淡を際立たせた床の、個性的だけど自然な木目がポップさを少し引き締めてバランスの良い空間になっています。
木目を目立たせるデザイン
白い壁面と木材で揃えられ統一感のあるこちらの事例では、木目の個性が存分に味を出しています。
白とベージュの二色をメインとした色使いは建売の新築に多く、清潔で涼やかだけど無機質な印象を与えがちです。
床を乱尺張りにすることで自然な木の色の境目やグラデーション、木の節がポイントになってお家をぐっと個性的にしてくれます。
まとめ
床材の貼り方を少し工夫するだけで、すこし個性を足したリノベーションに仕上げることができます!
家の中でも大部分の面積を占める床は、あまりに個性的なものは選びづらいと思いますが、ちょっとしたアクセントを足すために、この乱尺張りをするといい感じに仕上がります♪