子供にとって、当たり前ですが自分の家には自分のものがいっぱいありますね。おもちゃや絵本、お皿など。お気に入りのものを「いいな!」とか「それ使いたい!」と言われると、自身を肯定された気持ちになるようです。
3歳の娘は、お友達が「折り紙をしたい」と言ったら「折り紙はここにあるよ」と答えたり、「こっちにこんなおもちゃがあるよ」と誘ったりしています。子供の空間をどんなに小さくても良いので何箇所かに設けてあげると、お友達が来た時に、その子はそこの「主人」になりリーダーシップを発揮します。また「トイレはここにあるよ」「お水が飲みたかったら教えてね」と気配りする様子がうかがえます。「持ってきてくれたお菓子、みんなで食べようね、私もお菓子用意していたの」とお皿を準備したり彼女も来客にきちんとおもてなししているようです。やすい幼児用お菓子なのが微笑ましいです。
また女の子に限らず、男の子も「友達に来てほしい」と思う子も多いように感じます。個性でもありますが、娘は当初人が家にくると大泣きする、という人見知りでしたが繰り返しているうちにすっかり克服したようです。
子供にとって、「自分のことは自分でする」ということの他に「勝手を知らない人に対しリードする」といった面からも自分の家を把握し人を招くということは効果的のように思います。
子供を「主人」にする仕掛け
子供にも分かりやすい動線を確保することが重要です。例えば、子供がお水を飲みたいと思ったら「お水ちょうだい」と大人に声をかけるのではなく、危なくない範囲で自分でできるといいですね。我が家では子供の手の届くところにプラスチックのコップがしまってあり、ウォーターサーバーから自分でお水をついでいます。
どこに何があるか、子供にきちんと把握させることも重要です。「片付けがしやすい収納」というのは大人に限ったことではありません。日頃から、どこに何があるかきちんと理解していればお友達を遊びに誘ったり、質問に答えたりすることができます。これらを大人を介さずにすることは、自立心やコミュニケーション力を育てます。
「このあたりは子供のものを置く」といったように大雑把に決めるのではなく「絵本のスペース」「大物のおもちゃを置くスペース」「小物のおもちゃを置くスペース」「作品やボードに利用する壁のスペース」あたりを参考に是非リノベーションのプランに取り入れてみてください。
子供が楽しめる仕掛け
作品を飾る楽しみ
家をアクロバティックに楽しむ
イベントを楽しむ
子供の目線に立った、リノベーションアイディアいかがでしたか。
子供中心に、あれやったらいい、これやったらいい、と無鉄砲にアイディアをポンポン出していきましたが、全体の雰囲気や諸条件等に大きく影響することなので取り入れるのは難しいと思います。笑 それでも、ちょっとしたヒントになれば幸いです。