中古マンション購入+リノベーションのメリットとデメリット

中古マンション購入+リノベーションのメリットとデメリット
コラム
今、新しい住宅購入の方法として、「中古マンションや中古戸建を買って、リノベーションする」というのが注目されています。

お手頃な価格の住宅を購入してリノベーションする方法だと、新築物件を購入するよりも費用が抑えられることが多く、高額な住宅ローンに生計を圧迫されることなく、無理のない生活設計ができるので、若い世代から特に支持されています。

とはいえ、中古物件を購入するのは不安だという方も多いのではないでしょうか?

今回は、北九州、古賀市、福津市を中心にこれまで11年間建築に携わってきたデザインネットワークアソシエイツの建築士の視点から、中古マンション購入+リノベーションのメリットとデメリットを解説していきます!

中古物件をリノベーションするメリット

「中古物件は古くて不安だから選択肢には入れていない」そういった方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください!

ただ「古い・なんとなく不安」というだけで住宅購入の選択肢から外してしまうのは、実にモッタイナイ!

中古物件をリノベーションして住まうメリットは実はたくさんあるのです!順番に解説していきます。


1.中古マンション、中古戸建はアクセスの良い場所にあるものが多い。   
新築物件は、いま建物が建っていない場所を探して建てるケースがほとんど。ということは、いい場所はもう残っていない=不便な立地になってしまう、ということが多いのです。

対して、中古物件は、値段の割にアクセス良好なものがゴロゴロ市場に出ています。通勤、通学は毎日のこと「アクセス良好でお手頃価格の中古物件」は要チェックです!

​2.中古物件は物件価値が下がりづらい
今マイホームを買って、老後もずっと住んで、その後は子孫に相続させて・・・と、代々家を継いで行くかどうかは、購入時にはなかなかわかりませんよね。
子ども達が巣立ったあとは夫婦2人でこじんまりした家に住み替えたくなるかもしれないし、もしかしたら定年後の御主人が田舎暮らしに憧れて引っ越しをしたいと言い出すかもしれない(!)

将来何が起こるかはわからないので、「もしかしたらいつか購入した物件を売る日が来るのかも」という可能性は常に念頭においておいたほうがいいのです。もし、新築で物件を購入した場合、5年経ったら25パーセントも物件価値が下がってしまいます。
対して、築年数が15年~20年の物件は物件価値の下がり幅が少なく、安定しています。

さらに、立地のよい中古物件をリノベーションしておけば、売ろうと思ったときにも付加価値をつけて売ることができるのです。

3.自分の好きなデザインにできる!
中古物件を見学に行っても、リノベ後のイメージはなかなかしづらいかもしれません。でも、間取りを買えたり、床材を替えたり、天井や壁紙のクロスを替えたり、自由にお好みのデザインにすることで、新築以上にワクワクする空間に生まれ変わらせることができるのです!
   

中古住宅を購入するときに注意しなくてはならないポイント

一方で、中古住宅を購入するときに注意しなくてはならないポイントもあります。

1.耐震基準をチェックすること

日本は地震の多い国です。中古物件を購入する際には、必ず耐震基準を確認しておかなければ
なりません。1981年(昭和56年)5月31日までの建築確認において適用されていた基準は「旧耐震基準」、それ以降に適用されている基準は「新耐震基準」です。
中古物件を購入する際には、このどちらにあてはまる物件なのかをしっかり確認しておく必要があります。

2.設備関係をチェックすること

戸建ての中古物件の場合は、空き家だった期間があったり、築年数が古いものに関しては、上下水道を購入後に通さないといけないケースもあります。
その場合には数十万の必要がかかる場合もあるので、そういった点も確認が必要です。

また、配管や給湯器なども交換したほうがよい場合があります。リノベーションは外側の見える部分だけではなく、永く安心してお住まいいただくために、見えない部分も事前に確認して、取り替えた方がいい部分は取り替えることをおすすめしています。

3.断熱や湿気対策

断熱材が入っていないと夏や冬に過ごしづらいことはもちろん、冷暖房費も余計にかかってしまいます。
断熱や湿気対策も、リノベーション施工になれているしっかりした業者にチェックしてもらう必要があります。




 

まとめ

中古物件購入+リノベーションは、いま、住宅の新しい購入方法として注目されている買い方です!

世界に一つだけのオリジナルな住まいを、手に届く価格で作れる。

そんなワクワクを一緒に体験してみませんか!?


 

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